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いつか乗るつもりで大切に大切に保管していました。
しかし外に停めたらいつ誰かに取られるかという恐怖心が先にあり、一度も乗ることができません。
私はこの自転車をあまりにも好きすぎたのです。
先日 旦那がこの自転車を 邪魔だからと 1日外へ出しました。
私に無断で。
喧嘩になり、 価値のない自転車と言われたので、 価値のある所を旦那に見せつけようと思い出品します。
ついでにきちんと乗ってもらえる人のところへお嫁に行ってもらいたいと思います。
美品です。
タイヤに空気は入っていません。
送料込みです。
よろしくお願いします。
(2022年 3月 29日 6時 41分 追加)
追記
オークション終了が週末ですが、現在勢いで家出して来ております。
神奈川県→福岡
発送が月曜日か火曜日になると思います。
よろしくお願いいたします。
(2022年 3月 31日 1時 19分 追加)
追記
ドはどこ行ってんだよおまえのド
レは連絡くらいよこせのレ
ミはみんな心配してるよ(見え透いた嘘)のミ
ファはファミコンつけっぱなしだよのファー
(お前だろ)
ソはソーセージカビてたよのソー(だいぶ冷蔵庫漁ったんだな。)
ラーはラーメンどこにあるのラー(勝手に買ってこいや)
シーは新幹線で迎えに行くの金かかるからさっさと帰ってこいやのシー
もう帰りーたーくーなーい♪
(2022年 3月 31日 10時 45分 追加)
追記
なんかもう、ここに愚痴かいちゃってるけどいいかな?
私は、福岡の田舎出身。未だに男女差別残りまくりの家庭内暴力なんて日常茶飯事の地域。幼い頃は、「お前なんて生まれなければ良かった。男が良かった。」と言われた。
男の子になれ、と男のような名前をつけられ、髪も伸ばすのを許されず、ずっとズボンをはかされていた。思春期はブラジャーも許されず、ずっとぷるんぷるんさせてたw
児童虐待オンパレードの中、狭いテレビ台の下のガラスケースの中が私の居場所だった。
真っ暗な中で、テレビの音だけを聞いて、顔を明るい方に向けると蹴られるので、ずっと壁だけ向いていた。
そこでずっと、想像してた。
いつか、自由に旅すること。
電車にのって、自転車にのって、いつまでも、風を感じながら、山や、海や、ディズニーランドとか、遊園地とか、公園とか、河川敷とか。
中学の時、父親にあばらを折られて担ぎ込まれた病院で、そこの先生に「殴られるのは普通じゃないよ」と聞くまで、全部自分が悪い子だから殴られていると思い込んでた。
でも、もう誰も信じられない人間になってしまっていた。心では
「助けてって言いたい。でも言って良いのかな?いーや駄目だ。こうやって私の忠誠心を測ってるんだ。もしここでパパの悪口を言えば、パパに告げ口して、また私は殴られる。」
当時は、児童虐待に誰かが助けてくれる仕組みなんて無かった。誰も助けてくれなかった。
ただ、ふっと心にすきま風が通るのを感じていた。閉じ込められた世界の中に、ぷつっと穴が開いたのは確かだった。
まあ、知っても、凝り固まった自分をかえる事はほぼ能だったけれど、自分の未来を想像するとき、明るい未来を描けるようになった。
明るい未来を描けるようになってから、紆余曲折あったものの、親から離れることができた。遠く離れた関東。神奈川県に来て、その年に買ったのが、この自転車だ。
当時はお金がなかったけれど、頑張って買った物だ。
「この自転車で、電車に乗って、自転車に乗って、どこまでも、どこまでも行くんだ!」
そう思った。
届いた自転車はピカピカで、持ち歩けるようにキャリーがついていた。
色はピンク。
私の大好きなピンク。ピンクのものを持っていても、怒られたりしない。
私にとって、自由になった象徴なのだ。
それを旦那は、邪魔だと。
…棄てようとした。
(2022年 4月 2日 9時 37分 追加)
今、10年ぶりくらいに福岡に帰っている。
帰っていると言っても、もう実家はないも同然だ。
父は亡くなり、母も病院。
だから、古い安ホテルに泊まっている。
ホテルに入る前に、ヤマザキのカレーパンを久しぶりに買った。
貧乏時代のカレーと言えばこれだった。今だって決して裕福ではないけれど、今ならカレーを食べたいと思えばカレー屋さんに行くことが出来るし、自分で材料を揃えて、作ることも出来る。だからもうすっかり食べる機会がなくなってしまっていた。久しぶりに食べてもやっぱり美味しい。どことなく満点じゃないところも愛おしい。
我が家は共働きなので、比較的準備のしやすいカレーが食卓にのぼることは多い。毎回色々なカレーを作って試すくらいに、私はカレーが好きだ。
今日はキーマカレー、来週はゴーゴーカレー風、そのつぎは何にしよう?
同じカレーという名でも、色々あるから自由で楽しい。
小さい頃は、変なカレーの食べ方をしていた思い出がある。
家の近くは、漁港だった。
自転車で漁港まで行って、売れ残りのイカの足の、まだ踊っているようなやつをもらっていた。祖母に渡すと、くしに刺してやいてくれた。
そして、決まってカレーのスープをくれるのだ。スープは、砕いたカレーのルーをそのままお湯で伸ばしただけ。
焼いたイカがギリギリ透き通っているのが見えるうちにスープにいれて、ところどころ生のイカを薄い薄いカレーにつけて食べると、無限に食欲がわくのだ。
焼きすぎず、ちょっと生なところがミソだ。
しかし大学生活が始まると、土地も変わって新鮮なイカが手に入らなくなった。
ひどくお金は無かったし、そもそもイカが高いということにはじめて気が付いた。
だけどどうしてもあのカレーが食べたいと思うとき、このカレーパンとスルメで自分をごまかした。
スルメを水で戻して、1日すると柔らかいイカになる。それをもう一度フライパンで焼いて、カレーパンと一緒に食べる。
完全再現にはほど遠いが、なんとなく良い。
この旅にこそ、このルイガノを同行させてあげれば良かったな。
前とはあちこち違う景色が並んでいるけれど、このカレーパンみたいに、ずっと守り続けられている物もある。
変わらずに守り続けられた物は、こうして誰かの心を癒すのだろう。
思えば、私はこの自転車を守ってきた。
守ってきたことで、何を得られるのだろう?
追記 なんやねん。 だれも入札せえへんやんけ。 あれか。 見てるだけか? じゃあもうここにひたすら愚痴が増えていくぞ。 (2022年 4月 7日 9時 16分 追加)追記
色々あって、書きためたものを追記します。
旦那と2ラウンド目の喧嘩となり、書けませんでした。素直になるもなにも、自分が自分であるために負けちゃいけない時が、人生には一度くらいあるんです。
(日曜日 記)
明日帰るよ。
子供の春休みも終わっちゃうからね。
私の春休みも終わるよ。
でもね、出品は続けるよ。
だってなんとなくこれは退けない闘いが始まったんだよ。
でもそれよりも愚痴を聞いてくれよ。
今日はお母さんに会いに行ったんだ。
もうすっかり年老いてしまって、言葉がすぐに出なくなっていた。
でも、にっこり笑って、私の名前をよんだ。そして、私もふっと子供に戻る。
「お母さん」っていって、手を握った。
母の手は骨張っていて シワシワしていた。さわると、少しひんやりして、さわり心地に少し違和感はあるものの、すっと体に馴染んだ。
この馴染む感じはなんだろう。手触りでもない、温度でもない、なにがこう感じているのだろう?母の波動とでも言うべきか?
幼い頃感じた母に頼る子供の気持ち。それをゆったりと受け入れてくれるような、そんな充足感を感じた。
しかしそんな感動をよそに、母は口を尖らせて
「気持ちん悪かけん、さわらんで!」と言った。
いつも通りの反応だ。
冗談なのか本気なのか…いやきっと本当に触られるのが嫌っぽいけど、
私は今も母の気持ちが分からない。
母は、若い頃とても美人だった。雑誌の表紙を飾ったり、モデルをしたり、美人コンテストで入賞したりしていた。家には、母の載った雑誌の切り抜きや、トロフィーが今もどこかにあるはずだ。本人はなんとも思ってないらしく、
「邪魔かねぇ~。んもぉ、どこに片付ければ良かっちゃろか?ヽ(`Д´)ノプンプン」
と言って納戸や倉庫にあちこち移動させていた記憶がある。
物に執着せず、人にも執着しない。
さっぱりした性格なのだ。
…まさか愛情にも執着していないのか?
父に怒られて母に泣きついても、
「ええい、せからしか!」
(*せからしか=わずらわしい)
と言って振り払われていたのは、その為だったのか?
どうしよう、たった今長年の謎に答えが出た気がして少し動揺してる。
落ち着け。落ち着け。もう過ぎた事なんだ。心配しなくていい。
幼い頃の安心感は、大事だ。
大人になってこそ思うことがある。
不安を抱えて生きると、人は攻撃的になる。私も、ずっと攻撃的な人間だった。野良猫がずっとシャーシャー言って毛を逆立てている様な、そんな人間だった。
大事に撫でられている猫を、羨ましいと思いながら、ずっとシャーシャーしていた。二十歳過ぎても。
私は人間が嫌いだった。
恋人なんて、出来るわけないと思ってた。
(2022年 4月 7日 14時 13分 追加)追記
キャンセルされると、入札者ありのカウントになるので、くらいキャンセル料がかかる上に出品料も上乗せして無駄にかかってしまいます。
当然私の負担です。
わざとじゃないとはいえ、これが続くと破産するので、次回からこの負の遺産が出る度に上乗せしていきます。
さあ、もう落札する人がだんだん居なくなる方向だ。
もはやオークションじゃないな。
なんだこれ。